なぜ布団を丸ごと洗う必要があるのか ― 中綿に潜む“見えない汚れ”の話
布団は毎日私たちの身体を受け止め、眠っている間の汗や皮脂を吸収し続けています。しかし布団の内部で何が起きているかは見えにくく、中綿には“見えない汚れ”が蓄積していきます。
布団はどれくらい汗を吸うのか
人は一晩で約200mlの汗をかき、これは水分だけでなく塩分・皮脂・老廃物なども含まれます。これらは中綿に深く浸透し、天日干しでは除去できません。
中綿にたまる“見えない汚れ”
汗、皮脂、雑菌、ダニの死骸やフン、繊維くず、花粉、微粒子などが内部に蓄積されます。表面だけでなく奥深く入り込むのが特徴です。
内部汚れが起こす問題
– 雑菌繁殖によるニオイ
– アレルゲン増加による咳・鼻炎
– 保温性低下(中綿が固まり空気を含めない)
– 体調回復の妨げになる可能性
天日干しと掃除機では不十分
天日干しは“湿気を飛ばす”ケアであり、汗・皮脂・雑菌は落ちません。掃除機は表面ケアにとどまり、内部汚れを除去することはできません。
丸洗いの必要性
中綿までしっかり水を通す丸洗いは、汗・皮脂・雑菌・アレルゲンを根本から洗い流し、ふくらみを取り戻す唯一の方法です。
まとめ
布団は内部汚れが最も重要。丸洗いは中綿のコンディションを“リセット”する必要不可欠なケアです。
